一般葬とは最もよく行われている葬儀の形式であり、遺族や親しい友人だけでなく、故人が生前に親しかった人にたくさん集まってもらうことになります。基本的にこの形式では通夜と告別式を2日間に分けて行うことになります。参列してくれた人のために料理や返礼金などを準備する必要がありますし、葬儀を行うために必要な施設や祭壇の設営なども考えておく必要があります。準備については業者が行ってくれるのですが、スムーズに行うためには事前に会葬者の人数を把握することはもちろん、かかってくる料金についても確認しておきましょう。

一般葬は式の内容や参列者数などに合わせて式場を選ぶ必要があり、広い式場にすればそれだけ料金も高くなります。多くの人が参列する場合は駐車場の準備を行う必要もあります。一般葬のメリットとしてはまず、業者が全て仕切ってくれるということが挙げられます。遺族が葬儀の準備をする必要はないため、ゆっくりと参列者に対応できるでしょう。

また、家族葬と違って多くの人が参列するため、香典を葬儀費用の足しにすることができます。家族葬だと費用の方が高くなってしまうことが多いのですが、一般葬の場合はかなり料金を安くできることもあります。しかし、参列者の対応に追われてしまうため、家族葬のように故人とゆっくりお別れすることはできなくなります。また、参列者の数が多いと料金が高くなってしまうこともあります。

一般葬を行う場合、葬儀本体の費用だけでなく、お寺関係の費用や飲食接待費なども必要となります。